【タバコが口腔内に与える影響】
みなさんこんにちは^^
「タバコは体に悪い」
耳にタコができるほど聞いた話だと思いますが、
「タバコが口の中に与える影響」については聞いたことがない人もいるのではないでしょうか?
考えてみれば、タバコを吸った時一番最初にその煙に触れるのは口の中。
タバコは口の中にも様々な悪影響を及ぼすのです。
影響は大きく分けて3つ
①歯周病の増悪
歯周病とは炎症が歯を支える骨に及び、骨量が減少してしまう病気で、歯を残せなくなる主な原因の一つとなっています。
そしてタバコは、菌に対抗する体の機能を阻害します。
血管の収縮、免疫細胞の機能の阻害、歯肉の修復の阻害がタバコによって引き起こされ、これによって歯周病が増悪し易い環境になってしまいます。
②歯や歯肉の着色
歯にヤニがつくというのは聞いたことがあるかもしれませんが、これはタバコに含まれる有害物質のうち、主にタールによって引き起こされます。
タバコは歯だけではなく歯肉にも黒く着色することがあり見た目の上で好ましくない状態になることも少なくありません。
③口臭
タバコは歯周病の増悪因子であるため、単純にタバコの臭いがするだけではなく、歯周病の悪化に伴い歯周病原因菌の出す臭いも口臭に加わり易くなります。
タバコの臭いが強いためそれによって隠されているだけで歯周病によって素の口臭も強くなっている場合が散見されます。
これらのことから一般的に知られている呼吸器への影響はもちろんのこと、口腔内においても、タバコは吸わない方がいいと言えます。
電子タバコ、非燃焼加熱式タバコも口の中に関して言えば、
「タバコを吸っているのと大きく変わらない」と考えられています。
電子タバコ・・ニコチンを含んだ液体を加熱してその蒸気を吸う
非燃焼加熱式タバコ・・タバコの粉末を混ぜたシートを加熱してその蒸気を吸う
という仕組みであり、従来のタバコに比べてタールなどによる着色が起こりにくいものもありますが、
歯周病増悪の主要因であるニコチンについては十分な減少が確認されていません。
これを機会に禁煙してみてはいかがですか?^^
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