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【唾液の効果とは？】

唾液とは？

唾液とは、唾液腺から口腔内に分泌される分泌線であり、水分だけでなく電解質や酸素などを含みます。唾液の分泌量は1日1リットルから1.5リットルと言われていますが、個人差があり健康状況や年齢、性別によっても違いがあります。また唾液の質にも個人差があります。口内の酸を中和する作用（唾液緩衝能）が低いと虫歯にかかりやすくなり、唾液の質が虫歯にも影響しています。

唾液の驚くべき効果

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食べ物を飲み込みやすくする

唾液は食べ物を湿らせて飲み込みやすくします。唾液にはムチンというタンパク質が含まれている為粘性があり、食べ物が塊になりやすく、飲み込みがスムーズになります。

⭐︎味を感じやすくする

舌の上には『味蕾（みらい）』という味を感じる器官があり、味物質が唾液に溶けて味蕾で味として感じます。そのため唾液が十分に分泌されていないと、本当の味が感じられません。

⭐︎消化酵素としての働きをする

唾液の中のは『アミラーゼ』という消化酵素が含まれています。アミラーゼには、デンプンを分解して吸収をスムーズにする働きがあります。

⭐︎細菌の働きを抑制する

唾液には口内の細菌の働きを抑制して、病気を防ぐ働きがあります。口の中に存在する虫歯・歯周病の原因細菌はもちろん、外から入ってくるウイルスなどの働きを抑えます。

〜唾液の分泌量が減少すると〜

何らかの原因で唾液の分量が減少すると、唾液の持つ様々な効果が得られません。その為食べ物が飲み込みにくくなったり、口の中がネバネバしたり、口が動かしづらくなったりするなど様々な症状が出てきてしまいます。また虫歯や歯周病にもなりやすくなり、口臭の原因にもなってしまいます。近年は口の中が乾燥する『ドライマウス（口腔乾燥症）』が増加傾向にあり、患者数は推定800万人といわれており、特に50歳以上の女性に多く見られています。