【食いしばりのリスク】
みなさんこんにちは^^
歯をグッと噛んで我慢、などというふうに耐えてきたぞという方。
クレンチング症候群という言葉を聞いたことがありますか?
歯をくいしばる癖のことですが、ストレスが多く嚙み締める方に
多く発症する症状で、その結果は身体に大きな影響があることがわかってきています
実際、歯でグッと噛むときには自分の体重と同じくらい、
平均50〜60キロほどの力がかかっていると言われています。
おせんべいを噛むときには50キロ、フランスパンをかじるときには30キロ
歯ぎしりをするときには80キロほどの力がかかると
日本歯科医師会でも説明しています。
実際数字で見てみると、
人間は毎日にこれだけの力をかけて何かを食べているなんて驚きですね。
一時的に食事でかかる力に関しては必要だとしても、
グッと嚙み締める無意識の時間が長く続いてしまえば、
身体に大きなダメージが起きてきます><
その症状は結果どんなことがおきてくるのでしょうか。
例えば、歯がこすれ合い、削れてきたり、歯が折れたり、
亀裂が入ってしまってヒビから知覚過敏が起こることがあります。
また、強い力を常にかけるため肩こりがおきたり、
顎関節症を招くこともあります。
歯から歯の周りの組織にかかる負担から、炎症を起こしたり、
歯周病になったり、歯がぐらついてくることも予想されます。
クレンチング症候群という耳慣れない言葉ではありますが、このような症状になる前に早めのチェックをして対処をしていきたいものです。
クレンチング症候群にならないように、以下の項目をチェックしてみましょう。
1、鏡で見たときに、上と下の噛み合わせの部分が磨り減って見えたり、
平らになってたりしませんか?
2、舌の脇の部分に歯の形がついて波のようにみえませんか?
3、頬の内側、歯にあたる部分に白く見える線やなにか異変がありませんか?
4、歯と歯茎の境目に削られたような不自然な傷がありませんか?
5、顎の関節や、エラのあたりを押すと筋肉に痛みがでることがありませんか?
このようなことが思い当たる方はクレンチング症候群予備軍の可能性があります。
もし思い当たる方は症状を感じるようになる前に予防していきましょう!
クレンチング症候群の予防のためには、
首回りの筋肉や肩こりなどをほぐすよう心がけたり、
上と下の歯が触れていると感じたときには、極力噛んだ歯を緩めてみましょう。
イライラやかみしめを分散するように、ガムを噛んでみたり、
噛み締めている顎の関節や、口のなかをマッサージ
するように緩めてみるのも良いでしょう。
噛み合わせを歯医者さんでみてもらったり、強い力を直接かけないように
マウスピースを作ってもらうことも良い方法です!
ストレス社会だと言われるこの頃、
このような癖や悩みとうまく付き合えるよう早いうちに対処していきましょう。
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