【乳歯の虫歯の進行が早いのはなぜ？】
こんにちは！
子供の歯である「乳歯」ですが、
大人の歯よりも虫歯になりやすかったり、進行が早いことはご存知ですか？
乳歯は永久歯と同じようにエナメル質と象牙質によって構成されています。
その中心部に歯髄と呼ばれるものがあるのも同じですが
乳歯はいろいろな点で未熟なのです。
虫歯にかかった時に症状が進むスピードに差が出てくるのは、そこの違いだと言われています。
乳歯は歯質が未熟であるため、むし歯菌が産生する酸に対して弱い傾向にあります。
また、汚れがたまりやすい部位が多かったり、
糖分の多い食事を摂っていたりするなど、
むし歯菌の活動が活発化しやすい環境にあることも、
乳歯がむし歯にかかりやすい原因として挙げることができます。
私たちの歯には、細かな隙間が無数に存在しています。
乳歯ではこの隙間が広く、
一度むし歯にかかってしまうと、どんどん進行していく傾向にあるのです。
これが乳歯のむし歯の進行が早い理由です。
それに加えて、乳歯のエナメル質や象牙質は、
永久歯の半分の厚みしかないことから、
あっという間に歯の神経にまで到達してしまいます。
これもむし歯の進行に大きく関係している点といえます。
このように、
乳歯がむし歯になりやすく、一度かかったらどんどん進行してしまうのは、
歯質そのものに違いが見られるからです。
さらに、食習慣の違いや口腔衛生状態が悪くなりやすいという点も加わって、
大人よりもむし歯にかかりやすくなっています。
乳歯のむし歯を予防するためには、
そうした点も意識した予防習慣を身に付けることが大切となるのです。
子供の歯だからといって油断は禁物です！
ちゃんとした永久歯が育つよう、子供の頃から予防はしっかりとしていきましょう！
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