【歯や歯茎を傷めつける歯ぎしり】
こんにちは!
就寝中は自覚のない無意識のうちに歯や歯茎に負担をかけている場合があります。
これは物事に集中している時や、就寝中などに多く起こる「歯ぎしり」「食いしばり」です。専門的には、これらを「ブラキシズム」と言います。
睡眠時ブラキシズムは私たちが起きて日常生活を送っている間に行われる咬合力とは比較にならないほどの強い力で歯に負担をかけていたり、それが数分間にわたることもあります。それが原因で様々な顎口腔系のトラブルを起こしてきます。
ブラキシズムで起こる問題
・歯の磨耗
歯が削れることによって、歯の先が平らになって審美性が損なわれたり、エナメル質がなくなり象牙質が露出して知覚過敏を起こしたり、磨耗のスピードが速いと歯の神経までもが露出して歯髄炎を起こしたりする場合もあります。
・歯が割れる・欠ける
私たちが起きている時に思いっきり噛んでいる以上の力で噛み締めていると言われています。
そのため、特に神経を抜かれている歯は他の歯以上に割れやすくなります。場合によっては、天然の歯が大きく欠けたり、ヒビが入ったり、ひどい時には何も歯の治療をされていない歯でさえ割れてしまうことがあります。
・歯周病への影響
歯を支える歯槽骨の吸収、歯肉の退縮などの増悪因子と言われています。
・咀嚼筋や顎関節への影響
持続的な筋収縮が筋肉痛を起こすとされています。
またブラキシズムにより過度な負担が顎関節にかかり、顎関節症を引き起こす可能性が高くなります。
トラブルを回避するための5つのポイント
・夜間就寝時はマウスピースを着用する
マウスピースは歯や歯周組織、顎関節に過度な負担が集中するのを軽減してくれます。
・ブラキシズムを悪化させる薬物や嗜好品、飲酒、喫煙などにも気をつけるようにする
特に薬物に関しては、医師・歯科医師の指導を受けてコントロールするように心掛けてください。
・ストレスのかかりそうなイベントを事前にチェックする
生きていく上でストレスのない環境はありませんが、事前に確認しておくことで、「ブラキシズムが起こる」ということを想定できます。
・定期的な歯科検診を怠らないようにすること
歯科検診によってご自身では気がつかないブラキシズムの影響を早期に発見できるかもしれません。
早くに対処出来れば、大変な治療を受けずに済んだりご自身の歯を残せる確率も上がることに繋がります。
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