【高齢者の方が気を付けたい歯周病と誤嚥性肺炎の関係】
こんにちは☺︎
今回は高齢者の方が気を付けたい歯周病と誤嚥性肺炎の関係をご紹介していきます。
◎そもそも誤嚥性肺炎の原因とは?
誤嚥性肺炎の原因は、食べ物や唾液を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことです。
そして食べ物や唾液に付着していた細菌によって肺炎を起こします。
食べ物や唾液を飲み込む時は、喉頭蓋(こうとうがい)という部分が
気管にフタをして食べ物・唾液を食道へ流れ込むようにしています。
この反応は自分で意識しなくとも自然に行われるものですが
加齢で嚥下機能が低下している方や認知症・脳血管障害・手術後などで
飲み込みがうまく行えない方は誤嚥の可能性が高く注意が必要です。
◎歯周病と誤嚥性肺炎の関係とは
誤嚥性肺炎の原因となった細菌を調べてみると
歯周病菌が原因であることが多いです。
これは食べ物や唾液が一度口の中を通過していること
歯周病にかかっている人が多いことが理由です。
歯周病は30歳以上であれば8割の人がかかっていると言われる程
患者数の多い病気です。
歯肉の腫れや軽い出血から始まるため放置されることが多く
痛みなどの自覚症状もない為、重症になるまで気が付かない人もいます。
◎高齢者の方はより慎重に歯周病をケアしましょう
万が一、誤嚥が起きた時のことを考えて歯周病ケアで口内にいる歯周病菌の数を減らしましょう。
歯周病の原因は歯垢に住みつく歯周病菌です。
歯垢が付きやすい・磨き残しの多い歯と歯の間、歯と歯茎の間を念入りに綺麗にしましょう。
歯ブラシでは歯と歯の間、歯と歯茎の間を掃除することができません。
多少面倒でもデンタルフロスや歯間ブラシを使いケアを行いましょう。
また、義歯を使用している方は義歯と自分の歯の間や金具の部分など
細かい隙間が多くなってきます。
義歯自体は歯周病にはなりませんが、細かい隙間に歯垢が溜まり
歯周病になることがありますので注意が必要です。
唾液には自浄作用といって口の中をキレイに保つはたらきがあります。
しかし、高齢になってくると唾液の量が減ってきてしまいます。
歯周病になっていない方でも今まで通りにケアしているだけでは知らないうちに
ケア不十分となっていることがあるかもしれません。
今までのケアで大丈夫だったからと油断せず
病気を防ぐ為、歯を守る為にも今一度歯周病ケアを考えてみてください。
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