【口臭の要因と実態】
みなさんこんにちは!
口臭の大部分は口の中に原因があり、その多くは舌苔と歯周病です。
全身疾患の兆候として現れる呼気経由の口臭もありますが、極めて限定的と考えて良いと思われます。
口臭は自己識別が難しいこともあって、気にする人が多い一方で強いにおいを無自覚な人も多いという社会的な健康問題となっています。
口臭とは「口あるいは鼻を通して出てくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭」と定義されます。すなわち生体ガスのうち、においの質と強度が問題となります。
しかし正常な生活活動で生じるニンニク臭・ネギ臭・飲酒後のアルコール臭などの呼気臭、いわゆる生理的な臭気は「口臭」に含めないようです。
一般的な日本人の口臭の実態を把握するために、2,672名(18歳~64歳)について口腔疾患・口腔環境・生活習慣などの調査と併せて口臭原因物質(揮発性硫黄化合物=VSC)測定を機器により行った結果、以下のことが報告されました。
1口臭には日内変動があり、食事やうがいなど口腔活動から時間が経過するほどVSC濃度が高い
2平均VSC濃度に有意な男女差は認められない
3年齢が高いほどVSC濃度は高い傾向にあるが、VSC産生に寄与する他の要因の影響を排除すると年齢は有意でなくなる。
4口臭と関連するのは舌苔と歯周病の存在であり、その強さは舌苔の方が歯周病より大きい。一方で歯磨き習慣・喫煙の影響はほとんどない。
5口臭の自己評価と実際の口臭の有無とは相関しない。
6社会的容認限度を超える強さの口臭を持つ成人は測定時間帯により6%~23%存在する。
口臭を防ぐためにも
日々の歯磨きや歯医者での定期的な
クリーニングを行っていきましょう。
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