【2度と生えない永久歯】
みなさんこんにちは🎐
歯を1本抜くと、その跡に両側の歯がせり出してきて歯並びを乱します。
また、かみ合わせの相手を失った歯も伸びてきます。
そして、歯を1本抜いたために全部の歯が狂ってしまって、
これがまたむし歯や歯周病、顎関節症といった病気の原因になるのです。
ですから、歯をぬくことはせきるだけ慎重でなければなりません。
また、不幸にして抜くことになった場合は、
決して抜きっぱなしになどしてはなりません。
どうしても歯を抜かなければならないのは、主として次のような場合です。
① むし歯がC4まで進んで、歯がもはや形を成していまうとき。
② 歯周病が進行して、歯槽骨がほとんど溶けてしまっているとき。
③ 事故などで歯が修復不可能なまでに欠損したり、ひびが入ったりしたとき。
④ 親知らずや過剰な歯、歯列を乱している歯などで、
ほかの歯に悪影響を及ぼすと思われるとき。
このような場合には、歯科医は患者によく説明し、
納得してもらった後、歯を抜くことになります。
歯を抜くときは必ず麻酔をかけますから痛くはありません。
麻酔も進歩して、麻酔の注射自体の痛みもかなり少なくなりました。
あまり緊張せず、できるだけリラックスして処置を受けたいものです。
抜いたあと、しばらくすると麻酔が切れて痛んでくることがありますが、
痛み止めの薬をくれますから、そんなに恐れることはありません。
ただし、健康状態のあまりよくないときは、
抜歯は避けたほうがよいでしょう。内科的な持病のある人や妊婦などは、
そのことを必ず歯科医に伝えてください。
抜いた日は、スポーツをしたり大酒を飲んだりさえしなければ、
特に問題はないでしょう。しばらくは血が出てきますが、
あまり神経質になってやたらにうがいをするなどはかえってよくありません。
歯科医の指示をよく守って、口の中を清潔にし、
あとの治療をしっかり受けましょう。
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