【睡眠とお口の健康の関係】名古屋栄/ホワイトニング
こんにちは。
睡眠は健康の基本ですが、実は口腔の健康とも深い関係があります。
「よく眠れない」「朝起きると口が乾いてる」「歯ぎしりをしている」などの症状は、口腔の健康に悪影響を及ぼします。
逆に、口腔の問題が睡眠の質を低下させることもあります。
睡眠中は唾液の分泌が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まる時間帯です。
また、睡眠時無呼吸症候群や歯ぎしりなど、睡眠に慣例する問題が、歯や顎に深刻なダメージを与えることもあります。
◻︎睡眠中の唾液分泌の減少
睡眠と口腔健康の関係で最も重要なのが、睡眠の分泌量の変化です。
日中、私たちの口の中では1日に約1リットルから1.5リットルの唾液が分泌されています。
唾液には、口腔内を洗浄する自浄作用、酸を中和する緩衝作用、歯を修復する再石灰化作用、細菌の繁殖を抑える抗菌作用があります。
しかし、睡眠中は体の活動が休止モードに入るため、睡眠の分泌量が日中の約3分の1から10分の1程度まで減少します。
この唾液不足により、口腔内の防御機能が著しく低下します。
唾液が減少すると、虫歯菌や歯周病が繁殖しやすくなります。
特に、就寝前に歯磨きをせずに寝てしまうと、食べかすや糖分が口の中に残ってまま、細菌が爆発的に増殖します。
起床時の口腔内の細菌数は、就寝前の数十倍から数百倍にも増加するとされています。
これが、朝起きたときに口がネバネバすると、口臭が強いという現象の原因です。
◻︎口呼吸の問題
睡眠中の口呼吸は、口腔健康に深刻な影響を与えます。
本来、人間は鼻で呼吸するように設計されています。
しかし、鼻詰まり、アレルギー性鼻炎などがると、睡眠中に口呼吸になります。
また、仰向けで寝ると舌が喉の奥に落ち込み、気道が狭くなって口呼吸になることもあります。
口呼吸により、口の中が乾燥します。
ただでさえ少ない唾液がさらに蒸発してしまうのです。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが大幅に高まります。
起床時に喉が乾いている、口の中がカラカラに乾いている、喉が痛いという症状がある場合は、口呼吸をしている可能性が高いです。
口呼吸は、歯だけでなく全身の健康にも悪影響を与えます。
免疫力の低下、風邪やインフルエンザのリスク増加、睡眠の質の低下などが起こります。
◻︎歯ぎしりと食いしばり
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりも、口腔健康に大きな影響を与えます。
歯ぎしりは、医学用語でブラキシズムと呼ばれ、無意識に上下の歯を強くこすり合わせたり、噛み締めたりする動作です。
統計によれば、成人の役10%から20%に見られるとされています。
歯ぎしりの主な原因は、ストレスや不安です。
日中のストレスが睡眠中に歯ぎしりとして現れます。
また、噛み合わせの問題や、睡眠の質の低下も関係しています。
歯ぎしりにより、歯が削れたり欠けたりします。
エナメル質が摩耗し、象牙質が露出すると、知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。
また、顎関節症のリスクも増加します。
顎の関節や筋肉に過度な負担がかかり、口を開けにくい、顎が痛い、カクカク音がするなどの症状が現れます。
歯ぎしりは本人が気づいていないことも多く、パートナーや家族に指摘されて初めて知ることもあります。
朝起きた時に顎が疲れている、頭痛がするという症状があれば、歯ぎしりの可能性があります。
◻︎睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる病気で、口腔健康とも関連があります。
この病気では、気道が塞がれて口呼吸が止まることが繰り返されます。
肥満、顎が小さい、扁桃腺の肥大などが原因となります。
睡眠時無呼吸症候群の患者は、口呼吸になりやすく口腔乾燥のリスクが高まります。
また、睡眠の質が悪いため、免疫力が低下し、歯周病が悪化しやすくなります。
いびきをかく、日中の眠気が強い、朝起きた時に頭痛がする、夜中に何度も目が覚めるという症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
◻︎睡眠不足と歯周病
睡眠不足は、歯周病のリスクを高めます。
十分な睡眠が取れないと、免疫機能が低下します。
口腔内の免疫も弱まり、歯周病菌に対する抵抗力が落ちます。
研究によれば、1日の睡眠時間が6時間未満の人は、7時間から8時間寝る人に比べて、歯周病のリスクが高いという結果が出ています。
また、睡眠不足はストレスを増大させます。
ストレスホルモンが増加すると、炎症反応が強くなり、歯周病が悪化しやすくなります。
睡眠不足により、口腔ケアがおろそかになることも問題です。
疲れていると、歯磨きを省略したり、適当に済ませたりしがちです。

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