【歯の健康が健康寿命を伸ばすカギ】名古屋栄/ホワイトニング
こんにちは!
名古屋ホワイトニングサロン栄本店です☆☆
オーラルフレイルという言葉を聞いたことはありますか?
オーラルフレイルとはOral(口腔)とFrailty(虚弱・衰弱)を合わせた造語であり
日本で考案された概念です。
これは年齢とともにお口の機能が衰えていく状態のことを指します。
近年フレイルというという言葉が医療や介護の現場では浸透してきていますが
一般的にはまだ馴染みのない言葉かもしれません。
80歳まで20本の歯を残そう!という8020運動の推進は有名な取り組みですが
これに加えてオーラルフレイル対策を行う重要性が強く意識されるようになっています。
今回はオーラルフレイルの注目される理由や重要性についてご紹介していきます!
世界的にみても日本は長寿国として知られています。
しかし近年注目されているのは寿命の長さではなく
年齢を重ねても健康に生活できる期間の長さ、いわゆる健康寿命です。
中でもお口の健康は見逃されがちなポイントの一つですが
口の機能が衰えると全身の健康や心身の活力にも影響を及ぼすことがわかっています。
つまり、オーラルフレイルの早期発見と予防が健康寿命を延ばすために重要ということです。
日々の口腔ケアを意識し、オーラルフレイルを予防することは、
より長く健やかな生活を送るための大切な取り組みとなります。
言い換えるとオーラルフレイルの早期発見・予防が、健康寿命の延伸に直結するという事なのです!
オーラルフレイルは口の衰えを指しますが、老化や高齢による年齢的な衰えとは少し異なります。
社会的・精神的な問題などが合わさって起こる不自然な衰えが、オーラルフレイルです。
また、フレイルは意識して行動やリハビリをすることで改善ができるため、
フレイルが進行する前に早めに気付いて早期対応をとることでより健康に近づきます。
このオーラルフレイルは以下のような初期症状から始まることが多く、
これらを見逃さないことが大切です。
・滑舌や発音が悪くなる
・食べこぼしが増える
・むせる、またはむせやすくなる
・かたい食べ物が噛みにくい
・口腔内の乾燥
これらの症状を早期に発見して対策を行うことでフレイルを食い止めることができます。
人生100年時代の現代だからこそ、健康に過ごせる時間はとても大切です。
長く生きるだけでなく、
年を重ねてもQOL(生活の質)を維持・向上させるためにもオーラルフレイル対策は重要だと言えるでしょう。
「加齢だから仕方ない」と見過ごされがちな症状でも、
早期に気づいて対処することで改善が見込めるのがオーラルフレイルの特長です。
近年オーラルフレイルの人には、健康な口腔状態の人と比較すると以下のような健康リスクが潜んでいることがわかっています。
・身体的フレイル 2.4倍
・サルコペニア 2.1倍
・要介護認定 2.4倍
・総死亡リスク 2.1倍
身体的フレイルは体重減少や活動量低下などの症状がみられ、
サルコペニアとは加齢による骨格筋量の低下で身体機能が落ちた状態を指します。
このデータからも、オーラルフレイルは全身に大きな影響を与えていることは明らかです。
また、オーラルフレイルを放置し、口腔機能への関心が低下すると、
むし歯や歯周病などになり、歯が抜けたり痛みが出てきたります。
ほかにも、食を楽しめなくなったり、友人との食事の機会が減ったり、
口元の外見の変化により外出を控えたり、滑舌を気にして会話が減り人との交流が減少したりする等、
体だけでなく心への影響、さらには社会的な影響が出てくるリスクがあります。
オーラルフレイルは高齢者だけの問題ではなく、若い人でも安心はできません。
20代の6~7人に1人の割合でオーラルフレイルの症状に該当するという調査結果があります(><)
スマートフォンの普及や柔らかい食生活など、
現代のライフスタイルの影響で口の機能が使われにくくなっていることも背景にあるとされており、
若い世代でも注意が必要です。
「若いから大丈夫」ではなく、自分のささいな変化にもしっかり意識を向けておくことで、
口の健康だけでなく心身も健やかに守られるのです。
ではオーラルフレイルを予防して健康でいるためには、どのような対策をとればよいのでしょうか?
基本的な予防策として
「口の中の清潔保持」
「加齢による口腔機能の衰えの維持・改善効果」
があげられます。
それぞれの具体策は以下のとおりです!
・適切なブラッシングの回数や方法の見直し
・デンタルフロスや歯間ブラシ・マウスウォッシュなどのケアグッズを利用する
・口腔の状態あった歯磨き粉を選ぶ
・歯科医による歯科検診の定期受診
口の中を清潔に保つことも、口腔機能の衰えを防ぐことも日々の積み重ねが大切です。
健康寿命をのばすカギは、口の健康にあります。
「歯科はむし歯や歯周病だけを診る場所」と思われがちですが、
今や歯科医師はフレイル予防・介護予防の一翼を担う存在となっています。
オーラルフレイルは気づきと対策で改善できるものです。
何歳になっても健康にいきいきと過ごすために、
まずは「今の口の状態」に目を向けてみましょう♪
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