【リスクを知る事が虫歯治療の第一歩】
みなさんこんにちは🫧
鏡に映ったリスクを改善するのがリスクコントロールです。
『リスクコントロール』と『予防』違い
治療とは「自分のむし歯になりやすい弱点=リスクを知って、
そのリスクをコントロールすること」です。
皆さんの中には、投薬や外科処置こそが病気の治療であり、
そうしないと治らないと信じている方もいらっしゃることでしょう。
しかし慢性疾患を治す方法は、リスクコントロール以外にないのです。
とはいっても、むずかしく考えることはありません。
砂糖入りのお菓子が好きでも、
完壁なブラッシングができなくてもいいのです。
大切なのは自分のリスクを知り、
それに応じた対策をとることです。
自分の悪い癖を知っていれば、大きな失敗をしないというのと同じです。
もちろん特に弱点を知らなくても、発症を避ける努力はできます。
これが予防です。食習慣の改善やフッ素化合物の利用を促進することで、
むし歯予防はかなりの成果を上げることは実証済みです。
ただ、予防だけでは、特別に弱点の多い人、多い時期、
弱点の集中している部位は落ちこぼれてしまいます。
たとえば、子どもの場合です。乳歯はもともと酸に強くないうえに、
大人に比べ飲食回数は多く、甘いものも大好きです。
このように弱点がとても多いのですが、弱点を一つ一つ改善していけば、
より確実に発症を避けることができます。
ライフステージによるリスク
虫歯にはできやすい年齢があります。下記が虫歯できやすさリスクです!
・乳歯が生えてきた時
乳歯は酸に弱いので、離乳期から幼児期にかけては飲食の頻度も高く
とてもむし歯になりやすい時期です👶
・永久歯が生えてきた時
5〜6歳になると、大人の奥歯が生え始めます。
生えるのに何週間もかかり、歯の形も複雑で生え始めは特に危ないです。
生え変わりは、主に小学校時代に進みます。
・思春期
歯は強くなるが、食生活が不規則になるため危険です。
・成人期
成人の歯は、一般に耐酸性が高いです。
ただ食生活が不規則になったり、好き嫌いの多い人は注意が必要です。
・高齢期
歯ぐきが下がり、歯の根が露出します。この部分は酸に弱いです。
飲食の回数も増え、慢性疾患の薬の中には、
唾液を抑えるものが多くこれもむし歯に味方します。
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