【乳歯が抜けていないのに歯が生えてきた!?】
こんにちは🐈
歯科検診の際、5歳〜6歳のお子様のお口に「前歯の乳歯が抜けていないのに、その裏側から歯が生えてきた!?」という事例があるそうです。
歯が抜けていないのにどうして?と心配になってしまう保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
これは「晩期残存」と呼ばれるものの可能性があります。
ですので、今回はこちらの晩期残存についてご説明させていただきます🗣️
そもそも歯が生え変わるメカニズムとしては、乳歯の下には将来生えてくる永久歯の芽「歯胚」があり、これが少しずつ成長していきます。
この永久歯の歯胚が成長に伴い、乳歯の根っこが溶けて吸収され始めます。
それにより乳歯がグラグラと揺れ動いて、最終的には抜け落ちてしまいます🦷
そして、その空いたスペースに永久歯が生えてきます💡
乳歯が抜けたり、永久歯が生えてくるタイミングとしましては、
6〜7歳に下の前歯が抜け、下の前歯・第一大臼歯が生える
7〜8歳に上の前歯が抜け、上の前歯が生える
9〜10歳に上下の犬歯・小臼歯が抜け、上下の犬歯・第一小臼歯が生える
11〜13歳に残りの小臼歯が抜け、第二小臼歯・第二大臼歯が生える
17〜21歳には親知らず(第三大臼歯)が生えてくる
これはあくまでも目安で、乳歯が抜けるのは遺伝や歯の成長状況により個人差があります。
そのため、もし周りのお子さんと比べて少しくらい遅くてもあまり気にする必要はありません☺️
永久歯が生える始めるのは6歳頃からです。
そして14歳頃には親知らずを除く永久歯が生え揃い、全部で28本の歯がお口に並びます😄
乳歯が抜けた後、永久歯は空いたスペースから生えてこようとします。
顎の成長に合わせて歯の位置を調整しながら生えてくるので、この時期の歯並びチェックはとても大切です👄
そして、最初にもお伝えさせていただいた乳歯の晩期残存とは、永久歯が生えてくる準備が整っているのに、乳歯がなかなか抜けない状態のことです。
上記でも解説したように、乳歯は6歳頃〜12歳頃にかけて抜け落ち、永久歯に生え変わります。
しかし、何らかの理由で12歳を過ぎてしまっても乳歯が残っているということがあります。
この原因としてはいくつかあり、
まず生まれつき乳歯の根っこが溶けにくい、歯の成長がゆっくりなど、遺伝や歯そのものの問題が原因となることがあります。
また、顎の成長や永久歯の位置が影響することもあります😕
例えば、永久歯が本来生えてくるべき場所からずれてしまうと、乳歯を押し出すことができず、結果として乳歯が残ってしまうことがあります😣
さらに、顎の成長が遅いと、永久歯が生えてくるスペースが十分に確保できず、乳歯が抜けるタイミングが遅れることがあります!
上記以外にも、外傷や病気、指しゃぶりなどの癖が原因となることもあります⚠️
晩期残存になってしまうと、
・歯並びの悪化
・噛み合わせの悪化
・虫歯、歯周炎、口臭の発生
などのリスクがあります。
治療法としましては、お子様の歯の状態によって異なりますが乳歯が永久歯の邪魔をしている場合は、抜歯が必要になることもあり、歯並びを整えるために矯正治療を行う場合もあるそうです🏥
もしお子様の歯の状態を確認し、晩期残存の疑いや生え変わりに違和感を感じた場合は、早い段階で歯科医院でご相談下さい🤝
当店はセルフホワイトニング専門です🦷
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