【歯の神経を抜いてしまうと・・・】
こんにちは🐈
虫歯を放置しすぎていて、歯科医院で神経を抜かなくてはいけないと
言われたこと、聞いたことはありますか??
そして、その神経とはどんなものなのか?と思ったことはありませんか?
歯の構造としては、外側は硬いエナメル質で形成されていますが、
その中には歯髄と言われる軟組織が入っており、この中に血管や神経などが
存在し、この組織は歯の感覚や栄養を司っています。
「神経」と呼ばれているのはこの軟組織になります。
その神経を抜いてしまうとどうなるのかと言いますと、
・歯が脆くなる
・虫歯に気付きにくくなる
・歯が変色してしまう
このようなことが起こります。
まず、歯が脆くなると・・・
神経は、歯質に栄養や酸素を送る役割を担っています。
栄養や酸素が行き届くことにより、頑丈な歯が保たれています。
しかし、神経を抜いてしまうと栄養や酸素がなかなか満足に送られないので、
生命力を失ってしまい枯れ木のようにもろく割れやすくなってしまい、
同じ負荷であっても神経があれば耐えられるが神経を抜いてしまうと、
耐えられなくなってしまいます😱
強い食いしばりや外部からの衝撃、硬いものを噛んだ際などに、健康な歯と比べてしまうと割れたり折れやすくなってしまいます。
次に、虫歯に気付きにくくなると・・・
神経には痛みを伝える役割があります。
そのため、神経を抜いてしまうと、痛いという感覚やしみるという
自覚症状がなくなってしまい、虫歯がだいぶ進行してから
気づくことになってしまいます。
神経をとって治療しても、また虫歯になってしまうことがあります。
神経が残っている歯であれば、痛みが生じるので虫歯が進行していることに
気づくことができますが、神経を取ってしまった歯に関しては
痛みを伝える神経が失われてしまっているので、虫歯が再発しても
気付きにくくなってしまいます。
痛みがないということは、歯に異変が起きても自分で気づくことが出来ず、
気づいた時には手遅れになっていたというケースも
少なくはないそうです。
最後に、歯が変色してしまうと・・・
神経を抜いた後は徐々に黒っぽく変色していきます。
原因は、神経を抜くことで神経の中に通っている血管まで抜いてしまうことに
なってしまうからです。
血管内の血液が循環することにより代謝を良くし古い血液成分や物質を
流したり、歯に栄養を送ったりしていますが、
血管がなくなってしまうと循環出来なくなり古い血液成分や物質が
沈着してしまいます。
そして、沈着した成分が溜まってくると歯が黒っぽい褐色に
変色してしまいます。
このような原因で変色した歯は、外側からのブラッシングなどでは白くならず
専用の治療を受けなければいけません。
これらのように、神経を抜いた歯は、ご自身で異変に気づくことが
難しくなってしまうため、定期的なメンテナンスを
欠かさずに行う必要があります。
定期検診で虫歯の予防に努めると共に、少しでも違和感を覚えることがあれば
すぐに歯科医院で検査をしてもらうようにしましょう🏥
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