【磨きにくい奥歯は大事な歯】
こんにちは(^o^)
歯に平均寿命があるということを知っていますか?
奥歯は大切な役割があるにも関わらず、その寿命が最も短い歯といわれています。
正しい歯磨き方法を身につけて、奥歯までしっかりとケアをしましょう。
◎奥歯の正しい磨き方
奥歯は歯ブラシが届きにくい歯ですが、工夫しながら丁寧に歯磨きしましょう。
奥歯の磨き方
・奥歯のほお側
口を閉じ気味にし、歯ブラシの柄で唇の端を軽く引っ張るようにして奥歯に歯ブラシをあてる。
・奥歯の舌側
前歯の中央付近から、歯列と平行になるように歯ブラシを入れる。
歯ブラシが入りやすい方向に少し顔を向けると、手が疲れにくい。
・奥歯の奥
歯ブラシのつま先(先端部分の毛先)をあてる。
◎奥歯の奥まで届くハブラシを選びましょう
奥歯までしっかりと届かせるよう磨くためには、歯ブラシの選び方もポイントです。
ヘッドが小さく、ネックの細い歯ブラシがおすすめです。
◎デンタルフロスで、奥歯の歯垢(プラーク)をかき出しましょう
奥歯に残った歯垢(プラーク)をしっかりと取り除くためにはデンタルフロスも有効です。
奥歯の奥まで届くデンタルフロスを選びましょう。
◎奥歯の役割と寿命
奥歯の役割
奥歯は、毎日の生活に欠かせない重要な役割を持っています。
①物を噛む
奥歯はものを噛むのに特に重要な歯。
奥歯を1本失うとものを噛む力は30~40%も低下してしまい
食べ物の消化・吸収も悪くなってしまいます。
②発音
歯を失うと、そこから息が漏れてしまうので発音が不明瞭になります。
奥歯を失うと「ラ行」の発音が悪くなるといわれています。
③歯並びや顔の輪郭形成
失った奥歯をそのままにしておくと噛み合わせが狂い
やがて歯並びや顔の輪郭形成にも影響が出てきます。
④瞬発力
重たいものを持つ時やスポーツする時
奥歯でしっかりと食いしばることで、瞬発力が生まれます。
しかし、食いしばれないと十分な力が発揮できないことが知られています。
⑤記憶力
奥歯がないと記憶にも影響が出る可能性を示している研究もあります。
◎奥歯の寿命
歯は、大切にケアをすれば一生使い続けることができますが
一般的に人間の寿命より早く抜けてしまう場合が多いのです。
特に奥歯は歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病になりやすい為
どうしても寿命が短くなってしまうのです。
厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命は約50~65年。
中でも奥歯は最も短く、前歯よりも10年以上も早く抜けてしまいます。
日本人の平均寿命は男性が約80才 、女性が約86才ですので
一番寿命が短い第2大臼歯の場合、10才で歯がきちんと生え揃ったとしても
身体と歯の平均寿命を比べると10~20年程度の差があることがわかります。
少しでも長く自分の歯で食事を楽しむ為にも
日頃のケアや定期的な歯科への受診は大切ですよ◎
定期的に歯医者さんへ受診してくださいね。
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