【しっかりと噛むことは大切】
みなさんこんにちは^^
噛むということはとても大切です。
ストレス社会と言われて久しいこの頃ですが、
歯ぎしりやかみしめによる歯の破折、歯周組織へのダメージ、
顎関節症への影響や頭痛肩こりなどクレンチング症候群というものがあります。
噛みすぎてトラブルになる近年、マウスピースを利用して
噛む力を和らげるような治療も増えています。
であれば、あまり噛まないほうがいいのでは?
という疑問があったのでそれについて話していきます。
マウス実験などから噛まない環境を作ったものと噛むように餌を加工した
環境を作ったもので比較した結果に大きく差が出ました。
最終的に迷路を抜けるというテストから噛むことを教えたマウスのほうが
良い結果をだすことがわかりました。
近年、柔らかい食べ物が増えてきたせいで、顎が発達せず
親知らずは生えることが遅いどころか退化してしまっている人がどんどん増えているのです。
しっかりと噛むことをすると唾液が多く出てきて
歯周組織や骨が噛む力を受け止め、筋肉がそれを助け刺激となって働きます
結果的に脳の発達や、成長を助け良い結果をもたらすのです。
幼稚園児の実験ではよく噛む子に知能指数が高い子が多いことがわかっています。
記憶力が高まり、学習に関係する物質が多く分泌されたり、
血液が良くなるので太りにくく、健康になると言われています
ストレスが多い時にスルメをかじる。ガムを噛みます
という声を聞きますが、これは正しい対処法と言えます。
イライラを抑えるためにストレスを逃し、噛むことで血流をよくしていくからです
スポーツ選手が試合中にガムを噛んで集中力を高めるのもよく知られていることですよね。
眠気防止にガムを噛むのも同じ理由です。
よく噛んで唾液がたくさん出ると口臭の予防、酸素が多く含まれるために
体の働きを効果的に促す利点がたくさんあるのです。
小さな子どもが生でニンジンを食べるのが好き、と聞くと嬉しくなります。
逆にファーストフードのハンバーガーにポテトという組み合わせでは
噛まないマウスと同じ結果が出ることが予想されて悲しくなります。
噛めないような歯並びの子どもや治療を怠って噛む歯がない部位が存在する場合は
このようなストレスを逃がす場が減っていることになります。
また、しっかり噛むと歯に汚れがつきにくくなります。
噛めない部位の歯には汚れがたまってきます。
お口の汚れ具合も、噛む、噛まないで大きく変わってきます。
80歳までに20本の歯を残しましょうという8020運動もあるように
高齢者がしっかりと噛める歯を持っているということは認知症を予防したり
誤飲、誤えんを招きにくくなるよう舌がよく動いたり、
唾液がしっかりと働くなどの効果も期待できます。
口の中の汚れが細菌性の肺炎を招くとも言われています。
口の中が汚れないためにも歯をしっかりと使って噛んで、
お手入れをすることが高齢者にも大切になってきます。
しっかりと正しく噛むということは、
とても大切なことだといえると思います。
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