【歯の表面のヌメリ】
こんにちは(^ ^)
健康な歯の表面を乾燥させて顕微鏡で見てみると
割とデコボコしていたり、ザラつきがあったりします。
普段は唾液の成分にヌメリ成分【ムチン】が含まれており
歯の表面にへばりついている為、ツルッとした感じがします。
基本的に乾燥させせなければ、歯の表面はツルっとしているが一般的です。
歯の表面が濡れているにもかかわらず、
舌で触ってざらつきが感じられるようであれば何か問題がある可能性があります。
歯の表面がザラザラになる原因は何か?
①歯のプラーク付着(歯垢)
歯の表面に磨き残しがあると、細菌同士が手をつないで
バイオフィルムと言われるバリアを形成します。
汚れと細菌が固まったものが歯の表面に付着していると
舌で触った時に、ザラッとした感じがするのです。
逆に歯ブラシの後、舌で触ってみてザラつきが感じられるようなら
汚れが残ってしまっているということです。
この汚れは早めに落とさないと排水溝のヌメリのようになっていき
簡単な力や日々の歯磨きなどでは落とせなくなってしまうこともあります。
②歯の歯垢沈着
プラークの状態が続くと、唾液成分に入っているカルシウムがついて
硬い石のようになっていきます。
表面はザラザラしていて、顕微鏡で見ると軽石のよう表面のようです。
こちらも一度固まってしまうと、歯ブラシでは取れなくなります。
超音波の歯石取り機を使用してとっていきます。
③歯の表面の傷、ヒビ、欠け
歯の表面はもともと少しザラついていますが
噛む力がかかる歯は、力の影響で歯の表面にヒビが入ったり
ヒビからの小さい欠けが発生したりすることがあります。
物理的に表面が欠けてザラザラするということです。
あと、歯磨き粉の成分でホワイトニングできますと謳っているような
研磨剤が多く含まれているようなものは逆に歯の表面を傷つけてしまいます。
一度使ってやめると傷だけが残り、着色もしやすくなってしまいます。
④歯の表面の虫歯
①でお話した細菌が、酸を出して表面的に虫歯になることがあります。
そうなってしまうと虫歯の表面は歯が溶かされるので
ザラザラしているように感じます。
虫歯の場合、本当の初期だとフッ素を使用することで歯が硬くなり
元に戻ることもありますが、ヘコみとして実際に窪んでいると虫歯治療になります。
一度ご自身の歯をチェックしてみることが早期発見にもなり
大切な歯を守れるのでオススメですよ◎
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